うーむ・・・評価が難しいところではあります。
<br />購入を検討している方は非常に迷うことでしょう。
<br />原作の内容をそのまま小説化しても無意味ですから、これはドラマ版のノベライズと言えます、が。ドラマを隅々まで完全網羅しているとは言えず、所々原作を織り交ぜたり、つなぎ変えたりと、正直つぎはぎ感は否めません。
<br />
<br />特記すべきは、全体に説明的な描写を省いている印象がある、ということ。
<br />確かにドラマを観た人(しかも話の流れをある程度分っている必要がある)でなければ、この小説を読んだだけではのだめを理解することは難しいでしょう。
<br />上記理由から、原作もドラマも見たことがないのだめ初心者の方にはオススメできません。
<br />とはいえ、映像では見逃してしまいそうな細かい部分の表現や、キャラの心情描写など小説でなければ得られないものもあるのは確か。
<br />ですので特にドラマを観た、という方は補足的に読んでみるのも良いでしょう。
<br />まったく無駄になることもないとは思います。
<br />あとは値段との相談ですか?決して安いものでもありませんし・・・。
<br />
<br />そういう意味ではせっかくの企画、もったいなかったなあというのが率直な感想でしょうか。
<br />もう少し紙を薄くしてもいいからページ数を増やし、もっと時間をかけて話を練り丁寧に作りこんで欲しかったです。
<br />文字と言う媒体の底力はこんなものではない、はず?
薄っぺらい。
<br />ノベライズといっても、コミック版でもドラマ版でもない。。。
<br />まぁ、ドラマ版に近いのだけれど『完全小説化』ではない。
<br />なんというか、ドラマの各エピソードを少しずつ摘んでいて、それだけだと
<br />ストーリー上破綻するので、オリジナルな背景でつなぎ合わせている感じ。
<br />それもおいしいところだけ摘んでというわけでもない。
<br />どーでもいいところを拾って、肝心なところを捨てているよう。
<br />清良&黒木がコンクールで失敗->R☆S初演での復活のシーンを省いてどーする!!
<br />ドラマ版ではもちろんのこと、コミック版でさえ感じられた演奏シーンでの
<br />音楽が聞こえてくる感じがまったくなく、非常に味けない。工夫が足りない。
<br />活字の限界なのか?
<br />コミックファンにはもちろん薦められないし、ドラマ版を見た人にも薦められない。
<br />どちらも見ていない人が読むと、話がわからないと思われるので、薦められない。
<br />。。。あれ?誰が読むんだろう。。。
<br />メディアミックスとしての原稿の枚数と、ドラマがやっているうちに出版したい、
<br />という締め切りに追われた感があって、小説作品として崩壊しています。
2006年冬期月9ドラマ「のだめカンタービレ」のノベライズ本である。
<br />普通のドラマのノベライズと変わらないといってしまえばそれまでだが、
<br />のだめ文化は奥深いので、このノベライズ本ものだめファンには大いに楽しめます。
<br />(1)ドラマが原作とかなり違ったため、やはり、ドラマのストーリー本が欲しいよね。
<br />(2)実は、ノベライズ版はドラマの脚本そのままではなく、うまく圧縮してある。
<br />(3)ドラマと違う場面が出てくるので面白い。特にエンディングはこのノベライズの
<br /> 「エピローグ」のように「パリ」にして欲しかった。
<br />文体は、読みやすいので、すいすい読めてしまいます。
<br />もう一度、のだめのドラマを小説で味わいたい方にお勧めです。
<br />テレビと違った面白さがあります。