親から受けた傷は深いものです。
<br />もっと早くにこの本を読んでいれば、楽に生きられたはず。
<br />「こんなに私を理解してくれたのは、あなたが初めて」と、前説で大泣きしました。
<br />内容も泣きながら読みました。
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<br />心が苦しい方、是非おすすめです。
色々個人的に悩む事があり、ここで書評を見て購入しました。
<br />正直にこの手の系統のどの本よりも優れています。
<br />優れている理由は、
<br />1.事例が紹介してある事と、
<br />2.其れに対する解決方法がアドバイスとしてきちんと記載されている。
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<br />そして、大抵はこの手の本は宗教的かつ道徳的に
<br />「親を許しなさい。」こういう結論で終了しているのだが、
<br />正直、親子関係で悩んでいる人に対してこの結論は納得出来ないと思える。
<br />その反面、この本は「親を許さなくて良い。」そう結論つけている。
<br />この結論が以外にも納得いくし、スッキリするのである。
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<br />そして、この本の事例を読みながら思い起こす事は、
<br />アルコール依存で強く述べられている「共依存」の話と、
<br />自分よりも低次元な人と一緒にいて優越感を感じる人の話を読むと、
<br />《くらたま&岩月教授のだめ恋愛脱出講座》の本を意識した。
<br />だめんずな女性は自分の男性関係の悪さを、親子関係から見直してみるのはいかがだろう?
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<br />特筆すべきは
<br />P151の虐待は必ずしも連鎖しない事が述べられている事。
<br />虐待の連鎖をマスゴミに洗脳されている人は読むべき!
<br />13章の「すでに死亡した親の場合」の対決=話し合いや、
<br />「兄弟姉妹の反応」について書かれてある点だ。
<br />そして、自分が毒になる親にならないためにも予防策が書かれてある。
<br />子育てに悩んでいる方もこの本を読めば新たな発見があると思います。
<br />この本の完璧なフォローには脱帽です。
アメリカ社会では特別な事例ではないのかもしれないが、
<br />日本社会では、この本の内容をそのまま当てはめることは無理なのではないかと思われる。
<br />薬物やアルコール中毒、近親相姦のみならず、この本の根底にあるのはアメリカ社会の病的部分だからである。
<br />またこの本を若者(特にニート的な若者)が読んだ場合、親に責任転嫁をする絶好の根拠になりそうである。
<br />この本を読んで正しい判断ができるのは、少なくとも子供を持つ既婚者ではないだろうか。
<br />なぜなら、自分自身が子供と親の両方の役割を担っているからである。
<br />この本でいう「毒になる親」は、おそらく日本の社会では中毒症や性的異常者のような、明らかに本人に責任のある病的な親に限られていると言っても言いすぎではないような気がした。