B747−400の機材にて、成田からロスまでフライトする。パイロットの仕事や様子、それから747や各種飛行機の機体の構造・飛行原理などなど、説明が満載である。気軽に読めてなかなか良いです。
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<br />私は実際、サンフランシスコに向かう飛行機の中で読みました。旅行が好きな方など特に、自分が乗っている飛行機の構造がわかったり、パイロットやキャビンアテンダントが今何をやっているのかな〜と分かるようになり、旅行がますます楽しくなるのではないでしょうか。
とにかくチェックリストに緻密。
<br />全219ページの半分近い 90ページまで進んでも、まだ離陸しない。
<br />スラストを入れて V1まで、図解込みで 10ページかかる(笑)
<br />それがいい!
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<br />「飛行機は書類で飛ぶ」といわれるが、本書はまさにその一部を体現したおもしろさがある。
<br /> この種の本は 退役したパイロットが書くことが多く、想い出話や訓練時代のエピソードがまじるものだが、本書はそういった感傷を一切、排し、まさにチェックリスト通り、プロとして操縦系統にひとつひとつ「入力」している迫力がある。
<br />まさに異色作である。
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<br /> 空に関する本を多数持っている方でも、本書が、そのいずれかにかぶることは おそらくない。
<br />PCフライトシミュレーターの経験者にもおすすめ。ちょっとした操作の本当の意味に感激するだろう。
飛行機好きにはたまらない内容。離陸から着陸までの操縦、管制官とのやりとり、飛行工学、と操縦に関連する項目をひととおり網羅し、丁寧に書き込んである。擬似シミュレーションゲームをやるよりは、本書を読むほうがはるかに操縦をしている臨場感がある。「ジャンボ・ジェットの操縦って、やっぱり大変なんだ」と、妙に納得する1冊。