説明術に関する指南本は数多いが、本書の説明は本当に分かり易い。
<br />ページ数も少なく手軽に読むことができる点においても、評価できる。
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<br /> さて、それでは本を一冊読んだだけで質の高い説明の技術が身に付くのか?
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<br /> ・・・経験を積むことが必要です。
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三部作の二作目ということで、同じようなことを述べた本としての2作目になります。前作を読んだ人にとっては、得るところは少ないでしょう。プレゼン指南本によく書いてあることを、表現を変えて書いてあるという感じですが、内容は、他の本よりも「分かりやすい」と思います。要はアクションを起こす側(説明者、発表者)の頭の中が整理されていなければ、そのアウトプットである説明もわかりやすくなるわけがないということでしょう。そのために注意しなければならない15項目。みなさんもチェックしてみては?
プレゼンテーションにおいて一番大事なこと、それは相手に分からせるということである。<br>では、どのようにしたら相手に分からせることができるのか?<br>何か手軽に自分の説明を分かりやすくするコツはないのか?<p>本書は、プレゼンテーションを分かりやすくする項目を15個のルールとしてまとめ、効果的なプレゼンテーションを行うことを提案している。<br>個々のルールは、実例とともに紹介されているため、具体的な場面が想定しやすい。非常に理解しやすく、説得力に富んでいるといえる。<br>また、どれも手軽にできるものばかりなので、読んだ直後から実践できる。全体のページ数もそれほど多くないので、忙しい人でもそれほど苦労せず読み切ることができるだろう。<br>さらに、いわゆるプレゼンテーションだけでなく、普段の会話から、ビジネスレターに至るまで、相手に何かを理解させる必要がある場面ならば、本書で上げられているルールは大いに役に立つ。<br>まさに万能のルールである。<p>書いてあることは奇抜なものばかりというわけでもなく、当然のことが多い。そのため、正直、最初はあまり有り難みを感じられなかった。<br>しかし、読み進めていく内に、またプレゼンで失敗するたびに、基本の大切さ、奥深さが身にしみてきた。<br>今では、毎回のプレゼンの前にチェックしているぐらいである。