・接続詞が多く一文がながすぎる
<br />・主語と述語が入れ替わっていてつかみにくい
<br />・結論が後に来るため前段が伝わらない
<br />といった日常ビジネスの会話の中でありがちなケースが紹介されています。
<br />そのため、なぜよくないのかがかなりわかりやすいです。
<br />
<br />著者の”矢印メモ”を視覚的に利用することで
<br />話し方の欠点を分析しよりわかりやすくする
<br />方法論がつかめました。
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<br />結論を先に言うことは意識しているのに
<br />なぜできないのか?
<br />がつかめた気がします。
さまざまなテクニックが紹介されていますが、
<br />どれも非常に簡単で、今すぐに実践できるものばかりです。
<br />実際にあった具体例(悪い例)をもとに改善例を示しており、
<br />読者がイメージしやすいように配慮して書かれています。
<br />
<br />私がとくに感銘を受けたのは、次の2点です。
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<br />「矢印メモで、構文を明快かつシンプルにする。」
<br />「書いて幼稚と思えるぐらいの文章で話す。」
<br />
<br />この2点を意識するようになってから、
<br />自分の話し方が格段に改善されたように思います。
話し方のノウハウ本はたくさんあり、どれを買ったらいいのか分かりませんよね。有名な先生の書いた本でも言うことは分かるけどどのように実行に移したらよいのか分かりませんよね。しかしこの本は、小難しい理論もありません。あるのは今すぐ実行できることばかりです。こんな簡単なことなのにと思うことばかりなのに実際できていないのかぁとつくずく思わされました。またこの本の特徴である「矢印メモ」は、少々慣れるまでは違和感がありますが、使いこなせるようになると、もうなかなか手放せません。しかもこの矢印メモの最大のいいところは、スピーチの丸暗記をなくせるという点です。ちなみに私事ですが、この本のおかげで頭の中で文章の整理が美味くできるようになりました。
<br /> 本当にチョッとしたことでスピーチ(表現)がよくなりました。ただこの本だけですべてがよくなるというわけではないと思います。この本を読み終えるともっともっと上手くなりたくなってきます。そのためにも私はもっともっと勉強して上手くなりたいと思います。皆さんもこの本を読んでライバルとちょっとでも差をつけてみませんか。