仕事関連
|
▼お仕事のご依頼
執筆、取材、講演のお問い合わせはこちらからお願いします。
▼広告のご依頼
MM-Labo.com内への広告のご希望はこちらからお願いします。
|
| 死刑はこうして執行される
(
村野 薫
)
タイトル通り、まさに日本の死刑とはどんなものか、
<br />死刑囚たちは何を思い、「その日」を待つのか、
<br />そして、死刑とはどのように執行されているのかがストレートに書かれており、
<br />非常に興味深い一冊でした。
<br />
<br />現在の日本でも、死刑廃止、続行・・・それぞれの価値観により、色々な意見があります。
<br />個人的には、死刑とはやはり罪の償いのひとつの選択肢であるとは思います。
<br />ですが、死刑を執行するのも同じ人間であるというのは、
<br />何とも心苦しい現実であり、
<br />死刑を実際に執行し、また、その「後始末」をする人間の立場というのも、
<br />仕事とはいえど、なかなか酷なものであると感じました。
<br />そのあたりのジレンマなども、この本では少し触れられています。
<br />
<br />ある日「今日死刑執行です」と言われ、一生を終える・・・・・
<br />勿論死刑囚なので、それが当然とはいえど、とても残酷な現実です。
<br />それなら、執行されるまで何年も、生きた屍状態で拘留しておくよりは、
<br />死刑判決が出て三日後くらいに、即座に執行してしまったほうが、
<br />死刑囚の心の負担も軽いと思いますし、
<br />税金の無駄にもならないのでは?と思いますが。。。
<br />死刑をすぐに執行しない理由のひとつに「冤罪の可能性」というのがありますが、
<br />死刑判決までに年数を費やして何度か裁判も行われているのに、冤罪などあるのかは疑問です。
<br />現在、死刑確定から執行までに平均五年、というのは、非常に長いと思います。
<br />
<br />今も「その日」を待つ死刑囚は、塀の中から明日の光に怯えながら生きているのです。
<br />そして明日にでも、もしかしたら突然の宣告を受ける死刑囚はいるのかもしれません・・・・・。
|