今までも色んなアヤカシがでてきましたが、今巻で一番印象的だったのは
<br />それらに対して瑞生そして静流がいかに対抗していくか、成長の過程を
<br />魅しているところではないでしょうか。
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<br />あと、お婆さんが亡くなる話は、どこかモノ悲しく、それでいて少しほっとする
<br />内容になっていてとても良かったです。
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<br />ああ、もっけを読むとほっとするのは私だけでしょうか
1巻の頃こそ絵の可愛さ(もちろん話も面白い)で買っていたが、
<br />このあたりにきて実に強い漫画だなあと思えてきた。
<br />このお爺さんの強靭さの影響もあるんだろうけど。
<br />静流、瑞生がたくましく成長している様が実に見ていて微笑ましい。
<br />そしてお爺さんを見るたびに背筋を正される。
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<br />作者は話を作るのがすごい巧いなあと思う。この巻ではオマモリ。
<br />霧がかったような疑問が、最後の方でスッと晴れて気持ちよく解決する感じ。
<br />こういうシンプルなものこそ凄い難しいなあと思うし感心する。
<br />絵も可愛さとは裏腹にかなり強い、というか濃いハッキリしたタッチで
<br />描かれているので、そういうところからも何か力強さを感じるのかもしれない。
今回から姉妹がそれぞれ中学、高校へ進学した時期の話が加わっている。
<br />環境の変化と、年齢の積み重ねによって彼女らの成長を見るのは面白い(もちろん体験の積み重ねでもあるのだが)。ミニマンガ『豆もっけ』もおまけ的であり、買ってお得な感じ。
<br />しかし相変わらずこのお爺ちゃん、すげぇ迫力。彼の目にはどう"見えて"いるのかも知りたい。