今このコミック5巻まで持ってるんですが2巻が大好きです。千秋の師匠のシュトレーゼマン(原作は
<br />もうちょっと紳士な感じ、でも女好きのエロ指揮者)や千秋に片想いしている乙女キャラの奥山真澄ちゃん。ドラマの真澄をしている小出恵介君が原作の真澄なんちゃうんかなと思わせるほど本当にそっくりです。のだめの独特のキャラクターや皆が真剣にクラシック演奏しているシーンも好きです。漫画の絵も好きです。
第2巻は奥山真澄ちゃん登場からフランツ・シュトレーゼマン登場を経て、千秋の指揮者非公式デビューまでを収録。
<br />峰龍太郎以上の濃いめキャラである真澄ちゃんの登場で物語のベクトルは明確に「お笑い」の方向を指し示す・・・かに思えるのだけど、やはりこの漫画は音楽という夢を追いかける若者の青春ドラマなのです。
<br />さらに世界的な知名度を誇る指揮者、フランツ・シュトレーゼマンの登場により物語のベクトルは宿命的な勢いで「お笑い」の方向を示す・・・しつこいようですが、それでも青春ドラマです。
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<br />サクセスするのかどうかは現時点では分からないけれど、結果はともあれ努力するプロセスを漫画的に追体験することでカタルシスを得ることができるわけです。
<br />クスクスと笑いながら、ほんわかと心が温まり、加えてがんばろうと自分を励ますことのできる作品であります。
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<br />この巻で初めて「妻だから」発言が登場します。
<br />なにせ個人的に最も気に入っているフレーズですのでチェックしてみました。
<br />堅苦しいクラシック音楽の世界を、決して貶めることなく
<br />笑えるマンガに仕上げた手腕は、高く評価されるべきだろう。
<br />『のだめカンタービレ』堂々の第二巻である。
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<br />本巻では峰龍太郎に並ぶ、前半のもう一人のバイプレイヤー、
<br />ティンパニー奏者奥山真澄ちゃんの登場と
<br />主人公たちとの出会い(掛け合い?)が描かれる。
<br />そしてまた、主人公千秋真一が師と仰ぐことになる
<br />世界的指揮者シュトレーゼマンがこれまた
<br />型破りな登場の仕方で、物語に絡んでゆく。
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<br />巻の末尾でダメオケをシュトレーゼマンが
<br />見事指揮する姿は、指揮の難しさ、そして個性を
<br />読む者に強く印象付けるとともに、主人公の良質な
<br />ビルドゥングス・ロマン(成長物語)となっている点は見事だ。
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