と思ってしまいます。何故か仕事を頑張ろうと思える1冊です。
<br />この本のどこかに”仕事が他のしければ人生楽園”と書いてあったと思うのですが、その通りだな と納得しました。
面白いというよりも、共感を持つことが出来て、元気を与えてもらうタイプの漫画です。仕事が辛くても、乗り越えようという気にさせてくれます。
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『自分にとって、仕事って何?』という、とても根源的な問題を
<br />突きつけてくれる作品です。
<br />とはいえ、それは押し付けがましいものでもなんでもなく、えらく
<br />客観的な視点で描かれている。
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<br />仕事してこそ人生!と言わんばかりの主人公・松方弘子。
<br />仕事は適当にソツなくこなすもの、という田中。
<br />人生の“抜き方”を熟知している成田。
<br />嫌われ役に徹する編集長。
<br />少し甘えが残る若手のまゆ。
<br />醸し出すオーラで、ありえない事をありうる事に変える女・梶。
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<br />他にもいろんなキャラクターが出てきますが、みんなそれぞれ、
<br />ちゃんと仕事に対する価値観が違うんです。
<br />これって当たり前の事だけど、一人の人間が描く世界の中で、と
<br />なると、けっこう難しい事だと思います。
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<br />読み進めると、自分と合う!というキャラクターが必ず見つかります
<br />よ。
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<br />すでに社会人な人はもちろん、これから社会に出ていこうとする方
<br />にも読んで見て欲しいですね。
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<br />絵がオシャレなのは言わずもがなですが、安野さんのストーリーの
<br />作り方の巧さも際立っております。
<br />さすが。
<br />基本的に一話完結形式ですので、その辺りも読んでいて疲れない
<br />ポイントかも。