第4巻は長野で開催された若手育成のためのニナ・ルッツ音楽祭がメイン。
<br />シュトレーゼマンの弟子として参加する千秋、シュトレーゼマン推薦枠?で参加するのだめ・峰・真澄。
<br />ハイ・レベルな環境でもまれて覚醒の萌芽をつかむ者、挫折感じる者、迷う者。
<br />それぞれの環境でそれぞれの感じ方をし、それぞれの道に進んでいく。
<br />のだめにとってはやや難ありの音楽祭ではあったものの、千秋にとっては後々の飛躍における大切な一歩となったのだった。
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<br />音楽祭の他に海ネタ、シュトレーゼマンの恋話ネタ、外伝的な「リカちゃん先生の楽しいバイエル」も収録。
<br />いつもながらの迷い系青春音楽サクセスギャグ風味となっており、楽しく読了しました。
面白いです♪
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<br />難点を挙げるとすれば一冊すぐに読み終わってしまうということかな。
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<br />やはりのだめは一種の天才という設定なんですね。それも自分の才能をよく分かっていない。そこそこ弾ける程度の人が多い音大にこんな子がいたら目立つだろうけど、彼女の奇行が全てをギャグにしています。もっともストーリーから音楽を連想することは無理な事だし作者もそれは考えていないでしょう。千秋の指揮者としての才能もしかり。よーく分かるのが全然練習して来なかった峰君の状況かな。つい吹き出してしまいました。
<br />堅苦しいクラシック音楽の世界を、決して貶めることなく
<br />笑えるマンガに仕上げた手腕は、高く評価されるべきだろう。
<br />『のだめカンタービレ』出会いの第四巻である。
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<br />師匠シュトレーゼマンの口利きで、ニナ・ルッツ音楽祭に
<br />参加することとなった主人公一行。
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<br />相変わらずの珍道中ぶりは健在だが、この後日本篇の
<br />クライマックスを彩るR・Sオーケストラのメンバー、
<br />バイオリンの三木清良や木村智仁と千秋真一との出会いが
<br />地味ながらも、後に伏線として生きてくる巻である。
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