第6巻は卒業後の進路に関するエピソードをメインに描く。
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<br />誰でも一度は立ち向かわねばならない問題、それが卒業後の進路。
<br />就職するもよし、自らの道を究めるもよし、学校に残るもよし。
<br />まさしく人それぞれ、十人十色のバリエーションがある。
<br />千秋をはじめとするSオケのメンバーは音楽の人だから、自ずから自らの音楽道を究めるという選択肢が有力になってくる。
<br />しかしながら、現実問題としてそれほど音楽家の需要が日本にあるわけではなく、これが悲喜こもごものドラマを生み出すことになるのだ。
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<br />幸いニナ・ルッツつながりで新しい道を見いだすきっかけを得た千秋。
<br />人の縁とは不思議なものであり、日頃からゆめおろそかにしてはならないものだと実感した次第である。
<br />海外に行けない「理由」のある千秋だけに、日本で学外オケに携われるのは大きな意味がある。
<br />また、海外問題も帰省したことがきっかけで何かしら進展がありそうな予感である。
「この漫画は、想像以上に世界観に引き込まれる漫画」
<br />上記は、1巻から16巻までを一気に読破した感想です。
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<br />当所、大した期待もせず、「暇潰し」で読んでみたのですが・・・物語の内容、登場人物、ボケとツッコミ(←絶妙)・・・正直、のだめワールドの吸引力は凄まじく、「テンポ」が絶妙だなぁ。と感心しました。
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<br />クラシックに対し、縁もゆかりもない人(←俺)でも面白いと感じましたので・・・音楽(クラシック)に対して思い入れのある人であれば、尚更楽しめる漫画であると思います。
<br />個人的には・・・「食わず嫌い」を思い知った漫画でした(w
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<br />未読の方にはおすすめします。
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<br />堅苦しいクラシック音楽の世界を、決して貶めることなく
<br />笑えるマンガに仕上げた手腕は、高く評価されるべきだろう。
<br />『のだめカンタービレ』卒業の第六巻である。
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<br />本巻では、過去のトラウマにより飛行機にも船にも乗れず、
<br />クラシックの本場海外へと雄飛できない主人公千秋真一の、
<br />鬱屈した音大卒業時の姿が描かれる。
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<br />他のメインキャラクターたちも卒業のシーズンを向かえ
<br />極めて普遍的な進路、そして将来の悩みが交錯する。
<br />ラスト、ニナ・ルッツ音楽祭で出会った人々と
<br />新オーケストラを立ち上げるあたりから
<br />本作の前半、日本篇のクライマックスが始まる。