チェーザレ破壊の創造者 2 (2) みんなこんな本を読んできた チェーザレ破壊の創造者 2 (2)
 
 
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チェーザレ破壊の創造者 2 (2) ( 惣領 冬実 )

連載はとっくに始まってる筈なのに単行本は一向に出ない…モーニングを捲ってみても掲載されてない…ホームページを覗いたら先生はやたら謝ってるし、どうなってんの?今回の連載は!―とヤキモキしながらとにかく単行本の発売を今か今かと待ってました。そして漸く発売されたこの『チェーザレ』……凄く面白いです!!!!<br />私正直世界史は苦手で、チェーザレ・ボルジアについては、昔、川原泉さんの『バビロンまで何マイル?』を読んだ事があるからかろうじて知ってるくらい…だけどそんな私にも理解しやすく本当に丁寧に書かれてあって、(世情に疎いアンジェロがいてくれるし)スルリとお話に入り込めました。1.2巻はまだまだ序章という感じですが、2巻には流石に誰もが知ってる方々が登場して、これから登場人物が増えるにつれ、どんどん面白くなるだろう予感がしてワクワクします。(2巻には用語解説や監修の方と惣領先生の対談などが載っていてとっても嬉しい。)そしてお話もさることながら、絵も本当に素晴らしいです。(あ、因みに私、装丁とカラーの紙質も好き。)これ程の漫画が読めるなら、これからもいくらでも待てそう。イヤ、早く続きが読みたいという気持ちも勿論あるんですが…うぅ…ジレンマ。。。

もともと法哲学を学んでいた手前、マキャヴェッリから逆行して知ったチェーザレ・ボルジア。その毀誉褒貶の統治哲学は、当時はあまりに横暴に思えて、馴染むことが出来なかった。しかし、スペイン出身の教皇の子であること、家族の絆を生かし(時には、断つことも)、自身の理想実現へと立ち向かう姿は、まさに不退転の生き様。いつしか、チェーザレ・ボルジアが本当に夢見ていたことが何であったのかに興味を抱くようになっていた。 <br /> 折しも、モーニングなる青年誌で連載が始まった時、すでに私はチェーザレ通になった気でいたものだが、このマイナーながらも日本では熱狂的な人気を誇る男(なぜ織田信長と対比されるのかはよく分からないが)が、どのように漫画に描かれるのか気になって、珍しく連載開始号を購入したこくがある。その後、どのような理由でか詳しくは知らぬが、一旦連載がなかったような気もするが、これだけ壮大かつ人気のあるテーマには、作者自身の綿密な下調べと、何より“覚悟”が必要だったに違いない。 <br /> 現在、単行本になっているのは二巻まで。時期が時期だけに、登場人物も絢爛で、どのような人物が、どのように登場するかも見逃せない。覚悟以後の筆は勢いを得ているようである。このデリケートにして凶暴なテーマを、最後まで見事に描き切って欲しいものと、一読者として応援したい。

1巻と同時発売の2巻。まとめて読むと、読み応えあります。 <br />中世において、世界の中心はイタリアでした。ヴァチカンなど、キリスト教の勢力が圧倒的だったんですね。 <br />チェーザレは劇中まだ16歳ですが、策士の片鱗を見せております。 <br />側近のミゲルとは主従関係ではなく、友情で結ばれているようで温かい気持ちになります。 <br />後半、先般映画でも話題になったあのレオナルド・ダ・ヴィンチも登場。 <br />同時代に活躍していたのは知っていたけど・・・。結構出会いが早かったね。 <br />

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