この巻でひまわりちゃんの事実が明かされます。
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<br />なかなか衝撃的で、だけど四月一日の寛容さには感動を覚えます。
<br />百目鬼の存在もかなり重要。
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<br />もっと先でもよかったかも、この展開は。
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<br />ツバサの最新刊ともウマくリンクされていて
<br />同時に読むとつながっていて、おもしろい。
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<br />四月一日とひまわりちゃんの出会いも
<br />また必然だったのだろう。
<br />四月一日と百目鬼の出会いも
<br />また必然。
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<br />これからの展開が読めないので、
<br />次巻が楽しみ。
四月一日は、自分が理解できるモノも、そうでないモノにも、許容します。非常に寛容です。相手が大好きなひまわりちゃんだろうが、人以外であろうが、その態度は変わりません。優しい子です。
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<br /> 本人が普段からアヤカシに悩んでいたためでしょうか、ひまわりちゃんの特性を知っても、拒絶せず、あるがまま、まるまる受け止めます。他の普通の人間ならそうはいきません。びびってシカトでしょう。自己保存のために。(ひまわりちゃんの真顔が切ない…)
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<br /> 同じ、もしくは、自分と似ている人の心の痛みを共感できる四月一日。その感応能力は学生とは思えません。非常に勉強になります。
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<br /> その寛容の精神を養うためには、他者の痛みを自分の痛みとして積み上げる一種の訓練が必要なのでしょう。私はそう思いました。(四月一日を救うために、ひまわりちゃんが引き受けた対価があまりにも悲しすぎる…)
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<br /> 私はこの作品で、間接的にその訓練をさせてもらっているような気がします。二次元世界とはいえ、大変感動的です。最初、本屋で購入前に立ち読みをしていたのですが、物語後半、涙が止まらなくなり、人目に触れないようにその場から離れました。ちょっと恥ずかしかった…
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<br /> どうか、皆ハッピーエンドで終わって欲しいです。切に思います。
xxxホリックもついに10巻目。今巻でいままで謎だった「ひまわりちゃん」の過去が分かる。それはとても怪奇的で悲しい話だった。何故、彼女といると四月一日が怪奇なものに出会ってしまうのかがこれで分かると思う。でもそんな悲しさの中でも四月一日の優しさがあり、とても良い作品に仕上がっていると私は思います。今回のポイントはやはり「ひまわりちゃん」ですね。あと「卵」というキーワードも重要だと思います。この2点で今後に影響があると思います。「ツバサ」とのリンクもあり今回もとても楽しめました。是非読んでみて下さい☆