出身大学別に上司と部下の相性を○×△でまとめた表などは、確かに子供の勉強に役立たせると言うより、お父さんたちが「あー、あるある!」と言いながら読む記事だと思う。
<br />ただし、内容は確かに実用的な情報満載でお買い得なんだけれども、どこをどう読めば「学歴社会を楽しむ」ことができるのか? 上記の表を見て笑い飛ばすこととか、「東大の中の格差社会」のレポートを「これだから田舎もんはよお……」と冷笑することとか、それを称して「学歴社会の楽しみ方」と言うのだとしたら、ちょっとお寒い感じもする。そのところが気になってこの☆数。
ライターとかが馬鹿に見えるときがある。のを除いて、主に東大生の生の言葉で構成されているこのムックは”東大生は大変だ”ということ。が殆ど。ほんとに気の毒だと思ったりもする。だが、巻末の有名人の出身高校は面白かった。あと、学歴は学科とかまできちんと書いてほしい。と思った。個人的には受験科目とかも知りたい。
「建前」は聞き飽きた、実際のところそれなりの水準の私立中学に
<br />行くってどういうことなのか?実情を知る人から本音のところを聴き
<br />たいのだ、という方達は是非お読みください。800円でこの情報が得ら
<br />れるなら、大得ではないでしょうか。
<br /> 個人的に一押しでお薦めの記事は、
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<br /> ■ 目からウロコ 簡単に合格してどこが悪い
<br /> 『日垣隆流 ショートカットの方法』
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<br />です。子供のために使うだけなんてもったいない。自分自身でも日々
<br />の生活や職場で即役立てたくなる、眼から鱗の生活&学習術です。