私はタイトルどおり、博士の言う所の「感受性の強い」赤ちゃんがいます。いくつか育児書は目を通しましたが、私にとって第一冊目がこの本だったことは幸いでした。「泣き止まない」「要求が多い」手のかかる赤ちゃんのママにとって、博士の励ましの言葉に勇気付けられ頑張れます。私の場合はこの本のアドバイスを実践して、最初の3ヶ月は無事乗り切れたといっても過言ではありません。その結果、普通より泣き虫で甘えん坊の反面、良く笑うし成長も早いという喜びを得ました。ただ、母乳を与えながらの仕事復帰は、少し難しそうに感じたのですが、周囲の話を聞くと結構大丈夫、できている人も多いみたいですね。
今までの育児書は、読みにくくてとっつきにくいイメージでしたが、この本はそのイメージをなくしてくれました。とても読みやすくわかりやすく説明してあります。
<br />今のお母さんが多く使われいるスリングの装着方法やスリングの利点などをはじめ、
<br />その他初めてお母さんなった方のちょっとした疑問でもほぼこの本で解決されるのではないでしょうか。
<br />表紙もかわいいですし、本当にオススメです!!
<br />とてもいい本に出会え、育児がもっと楽しくできそうです。
小児科医であり大勢の子供の親であるシアーズ夫妻の言うことはすべて一理あることだが、初めての子を産み育てるときにこの本のみを読めばいいかというと、違うと思う。発達過程が微妙に日本の子供と違っているし(骨格や生活習慣の違いによるものだと思う)、子供を育てる家屋の構造や、母子をとりまく社会のありかたも、日本とはすべて違う土壌で書かれたものであるからだ。「第一の本」としてこの本を頼りに育児することは、はっきり言って難しいと思う。が、ある程度余裕を持って育児している人が、「第二の本」として読むにはいいと思う。子供の月齢別の発達について、ときにユーモアを交えながら細かく書き込んであり、国は違っても大きな意味で育児は共通なんだ、と安心感に包まれる。育児に困ったとき、日本ではこうするけどアメリカではこうするんだ、と第二の文化の勉強になる。文化と土壌の違いを踏まえたうえで読めば、世界(欧米文化圏)的にどのような育児が望ましいのか、知ることができる。シアーズ夫妻の提唱する良い育児の中から、可能なところを自分たちの日本の生活に反映させていくのがいいと思う。