ほかの方の旅行記の場合、その人独特の癖があるので、慣れるまで疲れることがあるけれど、
<br />この本は最初からするすると読めました。
<br />アマゾンの町の風景や、出会った人々などの描写がすごく上手で、自分が体験したみたいに楽しかったです。
<br />そして、ところどころおかしくて、笑えました。
<br />旅行記や旅行が好きな人には絶対読んで欲しい!
高野秀行独特のユーモアが光る旅行記。
<br />現地のへんな人たちとのやりとりが目に浮かぶような生き生きとした描写がなんとも魅力的だ。
<br />旅行記としては、文章のうまさは最高レベルにあるような気がする。
<br />それにしても、「行商人になった日本人」にはぶっ飛んだ。
ブラジルはべレンにあるアマゾン河の川口からその源流のペルーのカイヨマまでを旅するというとっても興味深い旅行記です。著者の語り口は面白く、読みながら思わず笑ってしまう箇所も数多くありました。アマゾン川と言えば、そこに生息する魚や動物、原住民のことが気になりますが、それに関する(特に原住民のこと)説明があって大変参考になりました。また、ブラジル、コロンビア、ペルーの3カ国の国境においては何気なく民族の違いが書かれていたのは良かったです。