気骨のある男とはこんな野郎(あえて野郎と呼ばせていただく)だやさ男、ちょい悪なんか問題外。愛の・・・なんて読んでる場合かい。いかした野郎は案外山に登って清掃しているこの男だったりして。
野口健とは、ここまでスゴイ人物だったのか、と改めてびっくり。最近では、「富士山」といえば「野口健」。でも、環境問題を追っているわけではない私は、7大陸最高峰登頂からエベレスト清掃登山にいたり、そして今なぜ、富士山・環境なのか、今ひとつ、理解していませんでした。本書を読んで、納得! 計り知れない強い怒りや衝動、日本人としての誇りが信念に変わり、行動につながる様が熱く描かれています。この人は不屈の人だと思わされる。メディアに出るたびに圧倒的な存在感を示す野口健の「謎」が、少し解けました。
アルピニストとして有名になった野口健。彼が登山を始めるいきさつやその後の清掃登山、環境問題を考えるようになるまでの自伝。<br>なかなか強烈なキャラクターです。<br>環境問題にも積極的に関わっているが、特に子どもたちへの環境教育を重視している。<br>彼のような存在があると環境問題もわかりやすくなると思った。<br>今後の活躍に期待したい