画集は何冊か持っていますが、彼のが一番高かったので相当迷いました。<br />しかし、売り切れてしまうと更に高くなり入手困難になりそうなので、図書カードなどを駆使して頑張って買いました。<br /><br />細かな事は置いて、一番感じたことは、手元にある他の作家さんからは伝わってこなかった何かが、この画集にはあるように思いました。<br /><br />華麗なカラーイラストはもちろん、紙質を変え、シンプルなものもあり。特にLは、今にも動きだしそうな気配や意志を感じるページがありました。<br /><br />絵が巧い、カラーが綺麗なのは勿論ですが、それ以上に、意志を持ったキャラが描けるというのが、小畑氏の素晴らしさなのかなと思いました。<br /><br /><br />強いて難点をあげると、高かったせいか『もったいない』気持ちが強くなり、ページを開く回数が減ってしまうことでしょうか。
内容はDEATH NOTEとヒカルの碁が中心で
<br />小説義経記やボーボボ等の絵も含まれています。
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<br />絵は言うまでも無く美麗で美しいのですが、編集・構成も素晴らしい。
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<br />大胆に両側を観音開きにした月の絵(約1m程度)もあり、迫力満点です。
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<br />個人的に一番嬉しかったのはリバーシブルジャケット(3枚6種)で
<br />特性ケースに入れるとまさしく一枚の絵画といった感じで
<br />小畑先生の絵をうまく引き立てていると思います。
値段に躊躇ってしまい遅れての購入となりましたが、決して高物買いの銭失いにはなりませんでした。<br />今まで買ってきたどの画集も上回るサイズ、重量感。5000円分の重みとでも言おうか、<br />内容も想像を遥かに上回り充実していました。<br />画力もさることながら、随所で神が垣間見える小畑氏は、崇拝に値します。<br />全く不満の見当たらない素晴らしい画集でした。