評価の低い8,9巻ですが、読破しましたのでレビューに対する自分なりの意見を早速書いていきたいと思います。<br />まず、他の方達が欠点として書いている「月の不甲斐なさ、読みの足りなさ」について。確かに今までの心理戦と比べると物足りませんが、わたしは月の"人間らしさ"を良く表していると感じました。あれだけの事(ネタバレになるので細かくは書きませんが)に思考を巡らせ、尚且つ自分が不利にならないために行動しなければならないとすれば、人間としてボロが出るのは当たり前です。逆に、今までの月があまりにも完璧過ぎたと言えるのではないでしょうか。<br />次に「7巻で終わらせておくべきだった」か?<br />確かにこの時点ではニアやメロなど新キャラの魅力もまだ確立しておらず頼りなさを感じますし、Lの時の話と比べれば緊迫した心理戦がないのも事実です。しかしそこはデスノート、これから良い意味で裏切ってくれると期待できるのではないでしょうか。何よりあと3巻残っていますから、どういう方向へと進んでゆくのか楽しみです。
この巻のライトは頭の切れが悪すぎます。
<br />今読み返していて気づいたんですが、カル=スナイダーを操ってメロのアジトを突き止めてますよね?
<br />では、なぜメロの本名を書かせなかったんでしょう?
<br />写真を撮るのは難しいにしても、住所を紙に書かせているのだからメロの本名を紙に書かせるぐらいできたはずでは?
<br />死神の目を持っているスナイダーなら知りえた情報なわけですし・・・。
<br />Death Noteでは「情報」が主な武器なのですから、そこに頭が回らなかったライトには幻滅しました。
<br />妹がさらわれた動揺みたいなものでも・・・あるわけないですね。
<br />作者側の見落としでしょうか?
頭脳戦は一体どこにいっちゃったんでしょうか?原作者はコレ「24」の見すぎですね、影響されてます。ミサイルだの人質だの、おまけには大統領まで引っ張り出しちゃって…。やっぱ7巻で終っとくべきでした