本編をどの程度読み込まれたかによって、評価の分かれるところでしょう。
<br />わたしは、本編はコミックを借りて読み、ノートのルールもうろ覚え、という程度の読者でしたので、13巻はとてもありがたかったです。(本編は買っていないのに、13巻だけ買ってしまいました・・・)
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<br />ストーリーを俯瞰できたのもありがたかったし、ノートのルールも改めて、ほう、と思いながら読みました。その他、細かなつっこみに対する解説や、リュークの自由帳と称したデータ紹介などおもしろかったです。そして、一番には、原作・漫画を担当されたお二人が、どんなお考えで、どんなふうにこの作品世界を作り上げて来られたか、コンセプト的なところから実際の作業工程まで書かれてあったのが興味深かったです。対談・お二人へのアンケートもよかった。原作・漫画とお二人で作られる作品ってこういうふうにできていくのかーと知ることができましたし(必ずしも一様ではないでしょうが)、原作者さん・漫画家さん・編集担当さん・アシスタントさんその他、皆さんの才能とご苦労にため息が出ました。
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<br />これだけぎっしり詰まってこの値段とは! 「ほどほどファン」は満足です。
『デスノート』と言う作品をオフィシャルに完結させたいなら欲しいアイテム。
<br />自分のイメージで『デスノート』の世界を膨らませたい人には特に必要ないアイテム。
<br />Lが好きでどうしようもない人はカードゲットと本名を知るために必須のアイテム?
<br />コミックス派で読み切りを見逃してる人には嬉しいアイテム。
<br />あくまで絵のファンな人には結構どうでもいいアイテム。
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<br />…かなぁ。。
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<br />この手の本にしては充実してるので、読んでみると面白いかもしれません。
<br />インタビューや4コママンガなど、見どころもありますしね。
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<br />まあ、なくてもそれほど困らないのですが、正式な“13巻”として出てる以上
<br />コミックスを揃えてる人は欲しくなっちゃいますよね。その辺ちょっとズルいかな。
<br />内容としては『コレクターズアイテム』って位置付けでいいんじゃないでしょうか。
<br />なので各々のデスノに対するこだわりや思い入れで購入を検討されればよいと思います。
原作は、だいたい把握してるつもりですが、やはりファンとしては欲しくなり、購入しました。
<br />ご存知の通リ、解説が大半です。
<br />しかし、リュ−クの自由帳は笑えた。
<br />そして思った。
<br />デスノートに足りないのは笑いだと。
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<br />読者はそんなもの求めてないかも知れない。
<br />が、しかし、シビアな漫画だけに、よけいに笑えた。
<br />そして思う。
<br />13巻で全てがそろう、と。