一角の卍解できるのはおかしいといいますが、
<br />違和感がないような設定が組まれているように思えます。
<br />一角はもともと喧嘩好きっていう性格があり、更木剣八に心酔していたのは
<br />一護VS剣八の時から分かっていましたから、
<br />剣八のもとで死にたいという気持ちにも合点がいきます。
<br />卍解に至る者は一部のものだけ、となれば卍解を得てしまえば
<br />隊長にならなくてはいけなくなるのは必然。
<br />それを避けるために卍解をしないのは理解できます。
<br />どこかで大きな霊圧のぶつかり合いを察知されてしまうソウルソサエティ内では、
<br />卍解してしまえば知られるのは必死ですから、
<br />一護との戦いの時に出さなかったのは仕方ないです。
<br />「死ぬなら更木隊長の下で」という自分の信念を貫いていて一護と戦ったのかと思うと、
<br />一角は結構考えてるんだなぁと。
<br />まあ、戦士が戦場に死に場所を求めるというのはお決まりみたいなもんですがね。
<br />この巻での一角の戦い方には喧嘩好きが表れててよかったです。
<br />ブリーチの弁解みたいになってしまいましたね。
<br />まあそれでも星三つなのは、ルキアの強さには無理がありすぎるなと思った時点で、
<br />この作品自体にちょっと醒めてしまったからです。
<br />
正直、序盤の名もない斬魄刀で闘っていた頃が懐かしいです。今のただの倒すべき敵でしかない十刃よりも織姫の兄貴の話やチャドのインコ、一護の母親のエピソードの方が敵もストーリーも魅力がありました。しかし、〜〜隊隊長、通常の〜〜倍の強さ、〜〜中最強。といった単語が目立ち始めた頃から凡百の少年漫画になりさがってしまった印象を受けます。序盤の展開がかなり好きだっただけに残念です。
人気に乗じた作品は駄作になるのが世の常ですが、今回はさらにその上をいっています。もうすでに作品としての筋が崩れてしまい話につながりがほとんど見えません。ジャンプはドラゴンボールの時のような無理な注文をまたしているんだとしたら何かむかつきます。作者は初心に返って見つめ直すことをお勧めします