好きな漫画であって、あんま批判したかないんですが、
<br />最近の銀魂はこうした凡そ一ヵ月に亘る長期シリーズものが多いなと感じます。
<br />話の展開もいずこかで見たことのあるようなものなんじゃないのかという予感がします。
<br />ギャグや皮肉は感心しますよ。彼、空知の諧謔や諷刺に関しては一品だと思ってますから。
<br />あとは、少し苦言を呈するならば、デッサン力が些か落ち気味に見えます。
<br />このままだと、嘗ての新・ジャングルの王者ターちゃんの展開や、
<br />終盤のすごいよ!マサルさんみたくなってしまうのではないかと思っちゃいます。
けっこう長かった柳生編が終わり、また新しい展開を見ることができました。
<br />今作にも、銀魂の魅力の一つである、心が温まるイイ短編話が収録されていますよ。
<br />そして、笑いの要素もたっぷりでした。
<br />おなじみの空知先生の巻頭コメントでは、15巻という一つの節目を迎えたことによる感慨が載っています。
<br />週刊連載という激務にありながら、空知先生の今は、多少気持ちが安定しているようでした。
<br />ファンとして、素直にうれしかったです。
<br />ギャグとストーリーを同時に楽しめる漫画として、これからもジャンプの漫画をリードしていって欲しいと思います。
おもしろいんだけど、なんだか前ほどではない。非常に惜しい感じがする。なんていうか、キャラの個性が生きていないように感じられた。<br />と言っても、ニュアンス的なもので、どこが?っていわれても困るのだがそう感じるのだ。<br />ただ、ひとつ言える事は銀さんがかっこよくなった事が関係している事は間違いないと思う。<br />僕が好きな話は11巻?ぐらいのクリスマスの話で、報われんもんやなーって感じでめちゃくちゃ笑った。<br />ぼくは作者の笑いは、常に悲しさみたいな物と表裏一体だと思っていて、笑っちゃいけないんだけど…的な気持ちで笑わされるている。<br />もちろんそれだけではないんだけど、その意識が作者の根底にあると思うからどこでも笑えている。<br />そういう意味でマンガの顔である銀さんがかっこよく、逆に言えばかっこ悪くなくなったことが他のキャラの個性を損なわせているのかもしれない。<br /><br />ただこの巻は前の巻よりも数段おもしろいので次巻も買いたいと思う。