今まではネウロの圧倒的な力で簡単に謎を喰べられたけど、
<br />ふたりめのはるかわ編はそういう意味で、結構スリリング。
<br />ジャンプ作品は普通、弱い主人公がどんどん強くなっていくのが主流。
<br />でもネウロは逆に、最強の魔人が軟弱化していく。
<br />こういう、他の漫画との差がネウロをさらにおもしろくさせてます!
<br />
<br />人形の手は修正されてませんでした。
<br />あえてかな?
<br />
<br />とにかく小ネタが多くて楽しめる!
<br />たとえば毎巻恒例の、目次に書かれた大量の
<br />"まじんたんていのうがみねうろ"をよく読むと・・・!?
電脳世界に飛び込んだネウロ。
<br />そこでネウロは電人HALと邂逅するも、
<br />彼の造った防御システム「スフィンクス」により
<br />電脳世界から弾き出されてしまう。
<br />HALの構築する「謎」を手に入れるため、ネウロと弥子は
<br />「スフィンクス」がインストールされたコンピュータを
<br />破壊しに出る。
<br />しかし、そこにはHALが選び出した番人が待ち構えていた。
<br />
<br />今回の巻は「電人HAL」編の中盤戦が収録されています。
<br />今まで容易く人間の謎に打ち勝ってきたネウロですが、
<br />この巻でついに一撃で謎を食うことに失敗します。
<br />それと同時に勢いを増すHALの攻撃。
<br />ついにあの人までもが攻撃に晒されてしまいます。
<br />
<br />HALのドラッグに触れた人の深層心理や弥子の立場等、
<br />人間の心理面を上手くついている部分も多くあり、
<br />読み応えのある巻になっております。
<br />また、作中のQRコードやドラッグ中毒者のシュールな行動など、
<br />小道具も充実し、その面から読んでも読み応えあります。
<br />
<br />最後の番人の攻撃にどうネウロと弥子は対抗するのか?
<br />次回の10巻に期待します。
この巻の最後で、ネウロたちは絶体絶命のピンチを迎えます。
<br />電人HALとのバトルも中盤戦にさしかかり、あの人が電人の部下になってしまう。
<br />今後の展開が予測不可能。窮地に陥ったネウロ達は、どうやってこのピンチを乗り越えるのか。
<br />10巻が早く読みたくなる9巻です。