この漫画を読んで驚いたのは、絵のスタイリッシュさと、話の全体に流れる悲壮感。
<br />もちろん愉快な話しものっていたりするわけですが
<br />事情があり戦わなければならなかった擬似親子の話や、自ら憎まれることを選んだ男など、サイドの人物もとても魅力的に書かれています。
<br />DOGSの続編がウルトラジャンプに載るようになった今、まずこの短編集を手にとって欲しい人も増えた気がします。
1ページ1ページから、作者の洗練されたスタイリッシュなセンスが滲み出ており、「カッコイイ!!!」と素直に感じます。
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<br />きっと描き手自身がスタイリッシュな感覚の持ち主なのでしょう。
<br />そうでなければこのような漫画は描けないと思います。
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<br />画力も非常に高く、少女から中年までどんなキャラでもとても魅力的に描かれています。
<br />また、個人的に好感が持てたのは、女性キャラだけでなく男性キャラもしっかりと描かれている所です。
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<br />最近はキャラ萌えを狙って女性キャラばかりを前面に押し出す(男が表紙にならない)漫画が多いですが、この作品は表紙が男性キャラ2人です。
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<br />そこに作者のポリシーと自信を感じましたね。
正直あまり期待していなかったのだが、読んでみて驚いた。すっきりとした絵柄に魅力的なキャラクター(特に男)。ストーリーもスピード感があり、現在のウルトラジャンプ掲載陣に比べても勝るとも劣らない。<p>惜しむらくは打ち切りによりこの一巻のみで終わってしまっていること。しかし、作者はおそらくこの続きの設定も考えているだろう。続刊を強く望む漫画の1つだ。