この本、30年前の小学生時に買い、ほんとうに惚れ込み、ぼろぼろになるまで読みました。その本がそのまんま復刊です。
<br />日本の昔ながらの妖怪をここまで整然と紹介した本は、その後もあまり無いでしょう。イラストもわかりやすい上に怖さがあり、解説文もシンプルながら格調がありますし、妖怪を通じて日本の民俗や自然に対する畏敬の念が養われます(私にとってはそれくらい言ってもいいくらい心に残るおもしろい本でした)。
<br />著者渾身の力作であったと思います。
<br />今の作家では、こういう本は書けないと思います。民俗学の素養や社会環境としても、30年前だから書けたというべきでしょう。貴重な本です。
懐かしい!小学生の頃、本がボロボロになるまで何度も読んでいました。あれから15年以上・・・。改めて読んでみると、いやあ我ながらよく内容を覚えている。収録の絵は他の本でも目にするが、間に入っているコラムの内容はしっかり頭に叩き込まれていた。う~ん、多感な時期に読んでおいて良かった(笑)。<br>水木しげるの入門篇として、鬼太郎の漫画も収録されてあるし、是非我が子にも、もう少し大きくなったらプレゼントしようか。<br>しかし「雪女」は今見ても怖いっ!
水木しげるの妖怪入門書となる一冊です。<br>大人も子供も楽しめます。イラスト豊富で想像が膨らみます。いつも手元に置いてぱらぱらとページをめくって楽しむのもいいかも?<br>索引から妖怪を探す事も出来て使い勝手はばっちりです!