このシリーズの完成度の高さには本当に舌を巻きますね。いずれも良質な学習漫画です。理科で中学受験をする小学生ばかりでなく、中学三年生で天体の動きの計算問題ができない人は、馬鹿にしないで本書を読んで見ましょう。
小4の理科で星座を学ぶようで、ちょうどこの本を読んでいた息子は「星の明るさ」「天の川」の話で先生に褒められたと得意げに自慢していました! 日能研のテキストにも沿った内容は安心・オススメです。
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新聞によると子どもたちの科学への興味が減退気味で「太陽が地球を回っている」と
<br />答える者もいるという。
<br />ぼくらが子どもの頃の大人たちはその点「戦争に負けたのは科学力が足りなかったから
<br />だ」という反省が共通の認識としてあり、科学教育に力が注がれた。
<br />けれど十分理解して進級していったわけではない。そんなこだわりから卒業できないで
<br />心の底で尾を引いてきている。もはや「専門家になろう」などという夢を持てる歳では
<br />ないが、せめて日常の常識程度は知っておこう、と本書を買ってしまった。
<br />太陽や月や星座は日常身近に関わっていると思うからだ。もっと別の入門書もあっただ
<br />ろうが、選んだ理由は次の通りである。
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<br />*必要なのは、理解できていなかったところを重点的に説明してくれているものでい
<br /> い。
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<br />*そんなに詳しいものはいらない。
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<br />*できるだけ苦痛なく取り組みたい。めんどうで途中投げ出すものではダメだ。
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<br />以上のことから、中学入試用のポイントを説明した本書を選んだ。いい歳した親父がド
<br />ラえもんの本を開いたわけだが、やっぱり読み答えはあった!
<br />月の動きをもとにした旧暦を知るのに、また星座観察をしていくのに足がかりになった
<br />と思う。
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