傑作「凛」では表現されなかった、吹石一恵の女としての生々しい肉感が前面に押し出された作品である。清純路線を期待する方々には判断に苦しむのであろうが、女性の肉感にあくなき興味を抱く肉感派としては本作は評価できる。顔の照り具合もよく、清純顔にスレンダーボディにEカップと、生のままで齧りつきたいような魅力を我々に伝える本書が「凛」のように絶版の憂き目に会っていないということは肉感派の大いなる悦びといえよう。
22歳の彼女の全体のバランスを欠いているように思われる。体の曲線美や体の生生しさに重点が置かれて、彼女自身の持つ、純真さ、あどけなさが消えている。カメラマンは、むしろ22歳の女を意識して撮ったのかもしれないが、彼女には正直荷が重過ぎて、背伸びした感がある。<br>素材が一品だけに、もったいない。笑顔、あどけなさ、若々しさの中に憂いや大人っぽさへ移りゆく過程なんかが撮れればよかったのだろうけれど、ただファンとしては外せない彼女の今の時点での姿でもある。<br>体、性、女、肉体、猥雑さ、が主眼にあったとしたら、彼女の魅力のメインは違うんじゃない?と言いたくなるけれど。
ちょっと残念ですね。<p>彼女のコアなファンには悪いが、彼女の肉体美(のみ)を目当てに<br>購入した自分のような人間にとってはこれではチト不満。<p>彼女のボディラインの素晴らしさについては、<br>この中の何枚かの写真を見て心底ビックリさせられたのだけど、なんてことか、<br>それらを全然活かし切れてないじゃないのよ、って。<p>写真集の中間あたりにある、本人だか誰だか分からない<br>水中撮影写真にページ数使いすぎ(確かにキレイだけどさ…)なとことか、<br>「写真集」にも関わらず全身を捉えたカットの少ない点とか、<br>何より本人の顔の真中とかにページの見開きの<p>切れ目がついちゃってるカットが幾つもある点など、<br>シロートじゃないんだからさ、ってくらいツッコミどころに事欠きません。<p>高めな価格設定ではないのでカンペキな一冊を求めるのは<br>そもそも筋違いなのかもしれないが、不満を感じてしまうのは事実。<br>「ファン」やフトコロに余裕のある人になら勧められもするが、<br>そうでない方々には…ですね。