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| 海峡のアリア
(
田 月仙
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友人からの勧めで読み始めて、のめり込むように一晩で読ませていただきました。胸がつまり、深く感動しました。人間として、もっとも大切なものが何であるのかを考えさせられました。この本に出会えたことを心から感謝します。今までよくわからなかった日本にある朝鮮学校の話や、在日の人たちの苦悩がよく伝ってきました。文中にいろんな歌が登場し、まるで歌劇のように著者の哀しみや喜びが紡がれているのが印象的です。最近は北朝鮮の暴露本や悲惨な話はいくらでも出てますが、そういった次元でなく、日本と朝鮮半島を客観的に、しかし、いとしみながら書かれている点、そして自身の道のりを正直に顧みる筆は、読むほどに心に迫ってきました。お勧めします。
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<br /> 予約していた「海峡のアリア」が昨日届き一気に読ませていただきました。受賞にあたってはさまざまな議論があったと聞きますが、ノンフィクションとして秀逸だと思います。むしろ独特の文体と感性が感動を誘います。私は泣けました。北朝鮮の話だけかと思ったら、かなりのメッセージが散りばめられているのにも驚きました。凄い本だと思います。
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