本当にこの本に出会えてよかったです。ふとしたことから映画を観て、勢いでこの小説も買って読んだのですが、とても感動しました。
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<br />他の方々も書かれている通り、小説版はもう恋愛小説といってもいいような内容になっています。何よりメイが女の子っぽく描かれているのと、小説なので絵本や映画では描かれなかったようなことも書いてあり、読み応えがあります。
<br />また一緒に笑い合ったり、時には喧嘩したりと、キャラクターの心情や個性も細やかに描かれているので、いつのまにか物語の中に引き込まれていました。特にガブの温かさと優しさ、天真爛漫なメイのはつらつさがとても印象に残りました。
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<br />最後は意外な結末でしたが、私としては「やっぱり二匹は出逢えてよかったんだろうなぁ」と思えるラストだったので、良かったと思います。
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<br />この本を手に取ったのはほぼ偶然のようなものでしたが、本当に買ってよかったと思っています。絵本や映画などから少しでもこの小説に興味をもたれた方は、ぜひ読んでみてください!
<br />お勧めです!
私はこの本を読む前は絵本の「あらしのよるに」
<br />一冊目しか読んだことがなかったので、
<br />ヤギとオオカミのゆかいな友情物語が続くのかと想像していたのですが、
<br />途中から涙なしには読めなくなりました。
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<br />社会的な立場も家族も、全てを投げ打って貫いた愛。
<br />出会ったことで世界が新しく広がり、相手がいるだけで毎日が輝きを増すような幸福感や、
<br />時には疲れ、お互いが理解できず、
<br />自分といることが相手の幸せにならないのではないかと悩む気持ち。
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<br />愛する喜びやつらさがしっかりと書かれていて、大人も共感できる物語です。
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<br />映画ではヤギのメイはオスとして書かれているで、
<br />映画を先に見た人には違和感があるかもしれませんが
<br />これはだと言えると思います。
<br />結末はハッピーなのかアンハッピーなのか・・
セカチューでは(映画、原作共に)泣けなかった自分ですが、これは泣けた!図書館で勉強の合間に手に取ったところ、夢中になって最後まで読んでしまいました。