中国は、南京において約30万人が日本軍によって虐殺されたと主張しているそうだ。記念館なるものを建設し、その正面に堂々と人数を掲げているらしい。学校の教科書にも虐殺があったという記述が登場する。それに、新聞の連載記事にもなったそうだ。
<br />しかし、多くの人は、このことに異を唱えている。「あんなものはウソだ」と。
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<br />しかし現代に生きる私達は、当時を知らない。どちらを信用すれば良いのか? いや、何を以って真実を知れば良いのだろうか? その答えの一つが、当時、南京にいた方達の言葉を綴った『「南京事件」日本人48人の証言』であると思う。
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<br />48人の全員が、日本を庇護しているわけでも、弁護している訳でもないことは、読めば分かる。48人の言葉は、反中意識によって生まれたものでは全くなく、その人がその目で見た真実を、ただ語っただけのものなのだ。
<br />これにより、事件の真相、つまり中国が南京事件のどのあたりを誇大宣伝していたのか、利用していたのか、が見えてくる。
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<br />48人の真実の言葉を、可能な限り手を加えずにそのまま編集されたと思われる、著者の姿勢とご尽力に、敬意を表させて頂きたい。
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<br />それにしても中共のデマに乗って虐殺を宣伝する輩は、いったいどのような知性を持っているのだろうか。当時の日本兵に対し、どのような屈辱を与えているか自覚がないのであろう。真実を歪めることが、どれほどの悪業であるかも認識できずに。
上記のように言えるのは理由があります。まず一つに、実際に当時南京で活動していた日本の記者、および兵隊からの証言であること、そして彼らの証言が必ずしも同じで無いことです。証言の違いは以下の三つに分かれます。
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<br />1、虐殺は見たことも聞いたことも無い
<br />2、虐殺は見たことは無いが聞いたことはある
<br />3、虐殺をハッキリと見た
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<br />三者の中で多数派は1です。ただ、3もいることから小規模ながらあったのかな?というのが僕の結論でした。ただし東京裁判で言われたような市民の大虐殺は絶対に無いと確信できます。
<br />肯定派、否定派の両者に見てもらいたい傑作でした。
大学生の頃、本多勝一氏の「中国の旅」を読んで、
<br />旧日本軍の蛮行を涙ながらに訴える中国人の「実話」が紹介され、おおいにショックを受けました。
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<br />しかし本当に「実話」なのだろうかと疑問を持ちました。
<br />何故かというとインタビューの最後に誰一人例外なくこう付け加えて話を終えたからです。
<br />「今では毛主席の指導のもと、祖国再建のため、力を尽くしております」
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<br />中国共産党がお膳立てして、監視を付けながらの不自然極まりないインタビューにどれほどの信憑性があるでしょう。
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<br />本書は私の長年の疑問に答えてくれました。
<br />大虐殺があったとされる1937年12月南京には120名ほどの日本人がいました。
<br />職業は新聞記者、軍人、画家、写真家、外交官、と階層は様々です。
<br />その内の(本書刊行当時の)生存者48人による証言をまとめた証言集が本書です。
<br />48人全員が30万人とも言われる大虐殺はなかったと証言しております。
<br />戦後日本は民主化の道を選んだため、口裏を合わさせる国家の圧力は有りません。
<br />南京事件当時の南京の人口は20万人いました。
<br />どうやって30万人殺せたのかお伺いしたい所です。
<br />笑い話にもなりませんが、もし南京市民を殆ど皆殺しにしていたなら、48人が48人気付かない訳は有りません。
<br />要するに「南京大虐殺」は無かったのです。
<br />あったのは中国軍の捕虜の処刑、それだけです。
<br />捕虜を処刑したことについては国際法に照らしてしかるべき処罰を受けなければならないでしょう。
<br />しかし、有りもしない「大虐殺」の濡れ衣を着せられ、裁かれる必要はどこにも有りません。
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<br />日本人の中に中国に取り入り、未来永劫中国に「謝罪と補償」をすべしと主張する人がいるのが残念です。