どの学力段階のときにどういう勉強をすればよいか、どういう状態が「できる」こととなっているのか、なまじ気がついたら偏差値がマークできてる人にはわからないことではないかと思います。
<br />本書の中には先生以外にも、先生の教え子さんのどの程度の時間でどのくらい成績があがったという記述があり、受験生の不安を静めてくれる効果もこの本にはあるのかなと思います。
<br />1987年の和田式以降なんだか中途半端に受験技術が公開されてきましたが、「特別付録に掲載されている勉強法」がいったいどういうことができるということなのか、そして、その能力をつけるにはどのようにすればいいかをまとめた部分ここだけでも一読の価値があると思います。(あとは英語の勉強法を探しましょうか?)
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「アルジャーノに花束を」は知的障害者の男が天才になって行く話で、面白くはあるけどどこかファンタジーのようでした。
<br />この吉野敬介の凄いところは、努力で不可能を可能にした所です。
<br />この本の前では、「万策尽きた!」「死ぬ気で頑張った!」等の言葉がどこか薄っぺらく感じます。人間は努力すればなんでも出来ると思わせてくれる本です。
<br />読み終わった後に勉強しようと思わない人は、まず居ないでしょう。この本を読めば世のニートがいなくなると思います。(冗談抜きで)
大学に受かるには勉強をすること。
<br />そんなあたりまえのことを思い出させてくれる熱い本です。
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<br />絶対受験生は読むべし。
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<br />ただ、1日、20時間とか勉強したらフラフラで集中できません。