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粗食のすすめ ( 幕内 秀夫 )

この本を読んで知ったのは、 <br />玄米が合わない人もいる、いうこと。 <br />食事制限というのは普通はかなりの覚悟がいることで <br />うまくいく人もいかない人もいるんだな、と。 <br /> <br />私たち家族はラッキーにもおいしい無農薬のお米と <br />野菜にめぐり合えたので自然に玄米を食べるようになり、 <br />そうなるとあまり肉を必要としなくなり、季節の野菜中心。 <br />そしてたまに卵や魚も食べる。それと豆腐や豆を意識的に <br />取っている。いわば完全なマクロビではない、 <br />ネオ・マクロビアンといったところか。 <br /> <br />食べ物を変えてどう体が変化するのかを <br />自分の体に聞いてみる。 <br />伝統的な和食がいかに効率的に体を動かすエネルギーを <br />くれるか、実感できたら健康に近づくのではないかと思う。 <br /> <br />なるべく自然に近いものを食べる。 <br />粗食って本当はとても贅沢なことなのだ。

明治維新と戦後教育による生活の西洋化はいかに我々の文化を破壊し、 <br />生活を改悪したか。とくに現代日本人が身心ともに病気が多い原因の <br />一端はここにあろう。日本人の伝統的な生活のあり方を取り戻せば、 <br />現在言われている身心の問題の多くは解決できるように感じられる。 <br /> <br />この本は生活文化の基本である「衣・食・住」のうち「食」につい <br />て問題・経緯・提言を分かりやすく解説している。食についての決 <br />定版と言えるのではないだろうか。やはり食も戦後特にでたらめに <br />なっており、それには戦後教育が大きな要因となったようだ。やみ <br />くもに西洋化したり、世界中から集めた食材をおいしいから何でも <br />食べるというのは間違いなのである。 <br /> <br />既に玄米食などは行っていたが、この本を読んでお米を食べる量が倍 <br />以上になった。間食も菓子類をやめ、お米を食べるようになった。そ <br />の他漬物を作り、肉・油を避け、外食時には蕎麦を食べるようになっ <br />た。非常に健康である。やっとまともな日本人の食生活に戻ったと感 <br />じる。他にもこの著者によるレシピ本もあるので参考にしている。 <br /> <br />おそらく「衣」「住」についても似たような問題があると思われる。 <br />今後学んでいきたい。

「○○で健康になる!」という謳い文句のなんと多いことか! <br />この本では、一つの食べものや栄養素にこだわる傾向を指摘しています。完全食なんてものは、不老長寿の薬と同様、この世には存在しないのでしょう。 <br /> <br />「木を見て森を見ず」状態だった私をこの本は変えてくれました。

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