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| 関ヶ原〈中〉
(
司馬 遼太郎
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関ヶ原の戦いの勝負の分かれ目として、よく小早川の裏切りの時点が取り上げられる。
<br />確かにその通りなのだが、それは形として現れた段階であって、その因は、この中巻で語られる決戦前の謀略にこそある。
<br />徳川家康の底力が発揮される、ある意味、もっとも家康らしい部分が語られている。
<br />武断派である加藤清正、福島正則など、いわゆる七将による三成襲撃から、家康が反三成勢力を次々と取り込んでいく政治的駆け引きが描かれる。 この本を読んで歴史が好きになりました。登場人物一人一人が詳しく書かれておりどんどんひきこまれていきました。とても面白いです。
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