この本を読んで私は沖縄観光を決心しました。
<br />私自身は沖縄移住は全く考えていませんが、それでも沖縄難民化する若者が多い事が理解できる様になったと思います。
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<br />しかし著者の仲村清司さんは学者でも無ければ研究家でも無いので主義主張には無責任さが付きまとうのも否定できない事実です。
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<br />もっとも難しい事を考えないで単にエッセイを楽しむ観点で読むなら、お薦めの一冊です。
☆3.5個
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<br />最近の沖縄ブームに興味を持ち、その魅力を知るため書店で手に取った本。
<br />著者の軽快なタッチにより楽しみながら、感心しながら、お腹を抱えながら、
<br />沖縄病とも言われるほど強烈なインパクトで観光者たちをひきつけて移住者に変えてしまう
<br />オキナワの魅力が等身大で伝わってくる。
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<br />著者がこの本の中で訴えているメッセージの中でも特に共感できるのは、
<br />ただ「内地での生活に疲れたから沖縄に逃げ込もう。そうすれば何とかなるだろう」といった甘い気持ちでは、決して通用しないということ。
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<br />特に若い方でこれからの沖縄移住を考える人は肝に銘じるべきだと思う。
2000年に夏目書房から出た『爆笑 沖縄移住計画』の改題・文庫化。
<br /> 奥さんの我が儘で、無理矢理、沖縄に移住させられてしまった著者。はじめは仕事もなく辛い日々を送っていたが、次第に沖縄社会に溶け込んでいく。そのなかで見えてきた沖縄の魅力と実状を思う存分書いたのが本書。
<br /> 沖縄の住宅に発生する虫たち、沖縄生活による身体の変化、うまい魚、謎の看板。どれもとても面白い。読後、ものすごい満腹感に襲われるほどだ。
<br /> 巻末に沖縄語辞典がついているのが嬉しい。