コーヒーより紅茶派であった、食により世界をひとつにしようという夢を抱く、帰国子女の男性の熱い生き様からは、命の輝きを見たような気がした。 出会いに感動したり、不条理に怒り、人を汚いと涙ぐみ、人間は素晴らしいと感じたりと、忙しいかった。人生を、煌めかせたい!そういう願望が発生しました。 タリーズは一度も行ったことがないので、コーヒーを飲むと夜眠れなくなる私ですが、絶対味わってみたい!!そう、この本を読んだ感動を、ワンショットプラスして☆
「―このとき、タリーズが失敗したらという最悪のケースも想定して、借金返済のシュミレーションも組んでみた。コンビニの時給は850円、1日15時間、週1日の休みで働いたとして月33、4万円。妻の収入からも回せば、月々40万円は返していける―。
<br /> 最悪の状況が見えれば、ああ、こんなものかと怖さもなくなってきた。ともかくあとは、邁進あるのみなのだ。」(P154-P155より)
<br />まず、この内容はあまりにも現実を見ていない。ある程度歳をとった人間がコンビニで採用される率は低いうえに、1日あたり15時間入れてくれる店はほとんどない。店もある程度のバイト人数を確保してあるから他にまわらなくなる。結局は日本の高給取りと言われる職業の人達の片寄った視点でしかない。
タリーズコーヒージャパンを立ち上げた著者が、自身の半生を交え起業から
<br />店舗展開について綴った一冊です。家族、自分を取り巻く人々をはじめコーヒーに
<br />対する著者の思いが伝わってきます。
<br />特にコーヒーに対するぶれることのない情熱には説得力があります。
<br />タリーズコーヒーのコーヒーを片手に読みたい、そんな一冊です。