まだ、人生の半分も生きていない学徒が否応なく特攻で散っていった。
<br />国体と天皇を守るために散華した、と都合よく理由付けたのは軍の上層部だけであり、
<br />彼らが短い大切な命を投げ出した本当の理由は、大切な人たちを戦禍から守るためであった。
<br />彼らが身を挺して守ってくれた日本という国は今、こんなにも荒んでいる。
<br />彼らの死を無駄にしてはいけない。
<br />現代に生きる我々は、彼らが守りたかった日本という国を、そして世界をもう一度建て直さなくてはいけないと強く感じた。
本書は、特攻隊青年からの永遠の手紙です。
<br />彼らはこの戦争が、いかに不条理で不合理なものであるかを認識していた。
<br />しかし、「やらねばならない。」の一心で参加した。
<br />無論、大切な人を守るために。
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<br />年寄りが戦争を決め、若者が兵隊としてとられ死ぬ。
<br />この公式は古来より変わりはしない。
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<br />今の自衛隊海外派兵の事実は、きたる有事においての本格的戦闘行為の容認、
<br />本格的軍事活動への初動行為といってもおかしくはない。
<br />きな臭くなって来ている現在において、本書は読まれるべき価値が十二分にある。
僕は今22歳なのですが 自分と同じ年くらいの人が、特効をやっていたことに正直驚きました。 自分がもしその立場だと思うと・・・ この作品は若い人だけではなく日本人すべての人に読んでほしいです。