国語教育絶対論は、圧巻です。英語を小学校で必修にしようとする動きが高まる中、
<br />文科省をはじめとした関係者がこの本を読んでくれればと切に思いました。
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<br />この本は、声望高い文章家である藤原正彦先生の面目を充分に発揮したエッセイも
<br />たくさん入っています。国家の品格しか読んでいない方は、是非この本を読んで
<br />藤原先生のさらに深い気持ちを汲み取ることをお勧めします。
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<br />最後の満州再訪記は、涙なしには読めませんでした。
国家の品格が中々面白かったので、勢い余りこの書も書店で中身をよく確認せず購入してしまった。結果は失敗。著者の満州再訪記?これは正直つまらなかった。何故この再訪記を「祖語とは国語」に組み入れたのか理解に苦しむ。「祖語とは国語」を主張するならば、最後までその主張する所をトコトン聞かせて欲しかった。
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父の教育の影響、若くしての数学研究者としての渡米など、氏の背景がよく分かります。
<br />この本の前半を加筆、さらに平易にしたのが、ベストセラーの『国家の品格』です。
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<br />今の時代で全く同じことが出来るとは思えないが、色んな問題に接するにあたり氏の考えを念頭におくことは出来るだろう。
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