端的に言えば、これには「常識」が書かれているのだ。(あとがきより)
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<br />まさにそのとおりです。
<br />一風、変わったことが書かれているわけでもありません。
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<br />疲れたとき。やるせないとき。ものさみしいとき。うるおいがないとき。
<br />そんなとき、「無条件に」やさしく受け止めてくれる本です。
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<br />本自体はよいと思います。
<br />ただ、そんな本が売れる世の中って・・・というのが正直なところです。
初めて河合さんの本を読みました。とても心がやわらかくなりました。
<br />短編で読みやすく、難しくない内容でした。
<br />いつでも かばんに忍ばせておいて、そっと開きたい一冊です。まさに、題名のとおりの本でした。
<br />まだまだ若輩者で河合さんの境地には至るには長い道のりがありますが、人生をこうやって穏やかに歩んでいる先輩の存在を知ることは、心強くもあります。
<br />希望がない世の中の様に感じられていますが、希望はある、人も心も向き合い方次第で変わっていくと感じさせてくれるそんな作品でした。
<br />自分や人と向き合いたい人にはお勧めの本です。
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日常生活の中で、同じようなサイクルを繰り返しているとついうっかり自分の心のことを忘れがちで、ストレスを大きくしていることがあります。そんな時、ちょっと一休みのつもりでこの本を読むと易しく自分の何処にわだかまりがあるのか、教えてくれるような気がします。寝る前に軽く一読しています。