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| ブラームス
(
三宅 幸夫
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この新潮文庫の作曲家シリーズは実に優れていると思う。各巻とも豊富な写真を含み、各作曲家の生涯について比較的客観的な観点から記述されている。ブラームスの生涯について知りたいのなら本書で十分な知識を得ることが出来るだろう。
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<br />他の作曲家の巻と比べて読めることも利点の一つ。ブラームスの場合ワーグナー、チャイコフスキー、マーラーも一緒に読んでみると、彼らとブラームスとの違いが分かり興味深いし、音楽史について多面的な知識が得られるのではないだろうか。 この新潮文庫の作曲家シリーズ。<br>文庫本だからと、侮ってはいけません。<p>そこらへんの平凡な作曲家の伝記本とは異なり、<br>内容はなかなか充実しています。<p>カラー写真も豊富。しかし破格に安い(初版当時のまま???)
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