このシリーズに共通する事であるがキリスト教に対する偏見はすさまじいものがある。
<br />作家は、名前を隠せば実際女右翼と勘違いするほどである。
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<br />この程度の著作が、もてはやされる事自体日本人の西洋史が低レベルである証拠である。
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<br />つまらない本を買い続けた私も、愚かであった。
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<br />歴史書としての価値は全く無いと思った。
帝国の最後は、世界からも見放されていた。それほど西ローマには力が残っていなかった。暗黒の中世を支配した神聖ローマ帝国はカトリックの王国に過ぎなかったのだろう。
<br />より人間的だったローマは、カトリックによって自由を奪われたのだ。キリスト教の鋼材は大きいのだろう。それにしても15年は長かった。それでも毎年楽しめたのだから、最高の15年だった。
ローマを描いた話の最後の物語。
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<br />寂漠とした思いもありますが、それは滅びの物語によく見られるものです。
<br />このシリーズには力強いものがあります。それは文章の強さであり、そうさせているのは
<br />この歴史の強さだと思います。
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<br />時には、文章だけでふさぎこんでしまうような衝撃を受けながら、ずしりと重く、一歩一歩道を歩いているような感じを受けます。
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