NHK-BS2週刊ブックレビューでフルーティストの山形由美さんが「夢のような呼吸法」と紹介しておられたのを見て、即買い、一気に読みました!
<br />う〜む、深い…)-_-(
<br />毎日してる呼吸、無意識にしてる呼吸から、日本文化が見えてくるなんて、目からウロコ!
<br />写真とイラストでわかりやすく説明されているので、さっそく試しながら筆ペンを持ってみたら、筆遣いがキレイにいってびっくりです(^_^)v
現代人が実践するには結構な鍛錬が必要じゃないでしょうか?
<br />ただ、ヨガ、古武術等の実践者が通過しなければならない呼吸法の一つだとは思う。
<br />なんらかの身体運動実践者は参考程度にはなると思う。
この本のなかで、今まで、どこにも書かれていないと思ったのは、日本の本来の呼吸、それと日本文化の特殊性の原因についての部分でした。
<br />日本の本来の呼吸は、吸うときも吐くときも腹を膨らませていたそうです。
<br />それにより瞬間的に大量の息が吸える。身体が一切動かない。それが日本の文化に大きな影響を与え、そのオリジナリティーを育んだということで、姿勢、呼吸と日本文化の関わりの例として美術、音楽について多くのページが割かれています。
<br />身体が動かないために、焦点の移動のデジタルな動きが可能となり、それが日本美術に及ぼす影響について。
<br />もうひとつは、倍音が日本の音楽、音響に及ぼす影響について。
<br />今まで日本の文化について不思議だと思ってきたことが、ああそうなんだ、と納得。謎解きされて行きます。
<br />姿勢、呼吸、日本文化に興味があるなら、一読、オススメ!
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