芸能人御用達のイメージが強く、一般の人々までは診てられないといった感じですね。イメージとして、細木なんとかを思い出しました。近くにある鍼灸院にどうぞ。でもそこではこのような鍼はありませんよを感じます。何人かの師匠が登場されておられそれを話題にされておられますね。偶然良い先生であったがために、この道を志すことは、物語としてはおもしろいですし、よく聞く話です。ドクターからは鍼灸は今ひとつであまり評判が良くないと聞くことが多いですが(ほっといてちょうだい・・ですね)、中医学から延々と続いている奥が深い鍼灸の世界です。出会いのチャンスを待ちたいものです。
<br />日頃から肩こりに悩み、最近は首筋が痛くて困っており、整体に行ってみようかと悩んでいる最中に、日経新聞に掲載された著者のインタビュー記事を読んで鍼灸に興味を持って読んでみた。
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<br />著者は現役の鍼灸師として、ピアニストの山下洋輔氏や女優の吉行和子氏など多数の著名人の治療に携わっており、本書の中で鍼灸の仕組みや実際の治療現場について具体的に記載しているので、鍼灸に行ったことのない私にも具体的なイメージを掴むことができ参考になった。
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<br />自分のイメージでは鍼というのはいわゆる「ツボ」を刺激して体を活性化するものと思っていたが、それだけではなく老朽化した筋肉と筋肉の間にある結合組織を切って、新しい結合組織を再生させるそうだ。第三章の「鍼灸師の治療室」のパートでは著者の治療の典型的な流れが具体的に書かれており、まるで自分が治療を受けているようで、結構気持ちがいい。慢性的にこり固まっている自分の首や肩も、ボロボロになった結合組織をこの治療でそぎ落としてもらえば改善しそうな気がしてきた。
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<br />本書を読んで、鍼灸にがぜん興味が沸いてきたわけだが、悩みは鍼灸師にも腕の良し悪しが相当ありそうで、どこに行けばよいかということだ。ちなみに著者は多忙なようで新しい患者は殆ど診ないとのこと。残念だ。
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「精神の鬱があるように、身体の鬱がある」
<br />という印象的な一節がありましたが、この二年くらい、毎日の疲れが取れず、朝起きるのに一苦労していました。
<br />気分も最悪で、いつもイライラし、自分の体をどうしたらいいかわからずに過ごしていた、
<br />まさに「身体の鬱」真っ只中、この本に出会いました。
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<br />「行ってみようかな」と思っていた鍼灸の治療現場が良くわかり、
<br />著者の職人気質な治療への意気込みが感じられる一冊です。
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<br />私はこの本のきっかけに鍼灸治療を始めましたが、
<br />以前に比べ、かなり快適に過ごせるようになりましたよ!!
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<br />同じように体の不調がある方、健康維持に関心がある方にこの本をお勧めします。
<br />そして「鍼灸治療」も受けられてはいかがでしょうか?
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