ソナチネとはソナタの簡単な曲、というイメージがありますが、ソナチネにも名曲は数えきれないほどたくさんあります。作曲者は主に、モーツァルト、ベートーベン、ハイドン、クレメンティ、クーラウなど名作曲家達ばかり。それだけでも楽譜を開いたらワクワクするはずです。色々な作曲家の曲がこの一冊におさめられているので、1曲ずつやっていくごとにたくさんの事を身に付ける事ができますし、解説付なので作曲家について分かったり、弾き方がまだいまいち分からなくても読んで参考にしたりできます。この楽譜を買ってソナチネにハマッてしまったら、もしよければ「ソナチネアルバム2」も買ってみてはどうでしょうか♪
ページ数を抑えるために紙面が詰め込みすぎになっており、音符の印刷が小さく読みにくい楽譜です。特に1番~10番といった、比較的簡単なソナチネにその傾向が強いと思います。他の出版社から出ている楽譜ですと、読みやすい譜面になっていますので、楽譜屋さんなどで比較して読みやすい本を購入してください。<br>なお、全音のこの本は音楽学的にも問題が多いため、おすすめできません。趣味でピアノを弾いている大人の方は耳の肥えた人も多いのですが(いろいろな演奏を聴いているため)、そういう方がこの楽譜のモーツァルトやベートーヴェンの小ソナタを弾くと耐え難い違和感を覚えると思います。その理由はとても簡単で、なんと全音の出版部が勝手に楽譜を改変しているからなのです。これは作曲者に対する冒涜です。近年の全音はきちんとした楽譜を出版しているのですが、このソナチネやソナタは数十年前のいい加減な編集のまま販売を続けており、企業姿勢として問題があると思います。
バイエル上・下が終了し、すぐにソナチネを始めました。<br>もちろんバイエルより少し難しくなっていますが、<br>将来、ショパンや数々の音楽家たちの曲を弾く時のための<br>指づかいの練習や、たくさんの基本フレーズが散りばめられています。<br>簡単なものから難易度の高い順に練習を進める曲順が組まれています。<p>そのプログラム以外の曲は、単調な練習曲と違って華やかだったり、<br>耳にドキドキする曲もあり、の基本練習から弾いていて楽しい曲まで<br>色とりどりです。