書名を見ると物々しいが、話上手になることで会話に「ゆとり」を持ち、それを楽しもうという積極的な一冊。詭弁を持って相手をねじ伏せようという本ではない。解説半分、あそび(具体的な例やパズル)半分で気楽に読める。
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<br />健全な常識、健全な判断力を養い、できれば健全な知人と大いに論理あそびを楽しみたいものだ。
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いわゆる「口の上手い人」が言っている事には詭弁が多いことが分かりました。この本を読むことによって「なんとなく理解させられた」という場面が少し減少した気がします。
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<br />ビジネスの場面では、相手を説得しなければならないことが多々ありますが、そのような時にこの「詭弁」についての知識が少しでもあれば、その後の話を有利に展開させることが出来るのではないでしょうか?
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<br />しかしながら、仮に相手の詭弁を指摘する事が出来たとしても、今度は感情論に発展する恐れもあるので、やはり人とのつきあいに関しては多面的に学ぶ必要があると思います。
詭弁について論理的に考えている本。詭弁への対処法も書かれているが、これを読んで他人の詭弁に対抗できるはよく分からない感じだ。
<br /> 論理のパズルもいろいろ載っていて、ひとつの問題について深く掘り下げているところがいい。別に問題を解こうと思わなくても楽しめる。
<br /> また、ホント、ウソの問題を論理方程式というものを使い、数式で表しているところも面白いと思った。