これは管理職の方々にこそ是非とも読んでもらいたい一冊。<br>われわれがいかにつまらない会議を日常行っているか、おきまりの「枠」を壊したところに新しい何かがある、ただそれを壊す勇気が皆にない。。。etc. もろもろのことを痛感させられます。<p>単にやり方の紹介にとどまらず、その背景となる考え方も書かれ、最後には「そんな新しい会議をはじめるのには勇気がいるが。。」といった面倒見のよい1冊となっていて、おすすめです。<br>この本からアイデアを得て、ワークショップなど開いたことがありますが、非常に有意義かつ創造的なものになりました。
話し方技法などのハウツー本には必ずといっていいほど会議について多少触れている。もっと深くフォーマルな会議を体系だてて理解したい人はおすすめ。もちろん、新人教育には最適本である。<p>実際の会議というのは、まず会議体を作成し、あとはリーダーの質とその下の層にある組織文化に依存している。ある意味、リーダーの教養により会議の質は決められるといってよいだろう。しかしながら、成熟した組織(=教養ある人の創り出す組織)ほど会議という形態はあえてとらず、効率よく認識の共有作業をおこない、そして具体的な改善活動へと結びつけている。<p>ではさておきどのようにこの本を有効活用していくか。<br>これは至極簡単である。実際に会議体を作成し、その場に即したチェック項目を授受選択していけばよいのである。また、精神論的な記述もあるので、リーダーおよびメンバーへの「会議における決め事」を再認識しあうのもよいであろう。
「会議」とは、普段よく耳にする言葉だが、社会人になりたての私にとっては未経験のものであるし、とても内容として新鮮なものであったと感じた。本書では、「会議」に対する問題や、それの解決法、具体例等が細かく述べられており非常に読み応えがあった。<p>本書に書いてあることは説得力のある説明が多く、記録係の重要さについても存分に学ぶことが出来た。本質的には、時間を共有することの意味や、人と会話をすること意味が分かると思う。これから社会人として様々な会議に出席するであろうが、今後役に立つことは間違いない。私のような新米にうってつけの一冊である。