哲学っていうと、
<br />いわゆる「かたーい」イメージが先行してしまいますが
<br />この本は「かわいい絵」と「やわらかい文章」で構成されていて
<br />「普段は考えもしなかったけれど、これも哲学なのかぁ・・」と
<br />思うようなトピックも結構おおくておもしろかったです。
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ひとことで言うならば、
<br />佐藤雅彦氏の頭の中身を外化したようなイラストを楽しむ本。
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<br />それに付されたコメントが「プチ哲学」というタイトルを
<br />辛うじて支えるかたちになってはいますが、
<br />そこに特に哲学を求めなくてもいいかな、と思います。
<br />座右において普段はその存在をほほえましく思いつつ過ごし、
<br />たまに手にとってぱらぱらとめくってみる、という距離感で
<br />良いのではないでしょうか。
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<br />全てをほどほどに満たしつつ、何も要求せず何も高められない、
<br />「お茶とおやつの友」的な本です。
ピタゴラスイッチやだんご三兄弟でおなじみの佐藤先生の「プチ哲学」です。
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<br />見開きで絵が書いてあって
<br />次のページに見開きでその絵から考えられる「哲学」が載っている。
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<br />文章もそれほど多くなくポンポン読んで行ける気軽な哲学書です。
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<br />が、やはりそこは哲学書。「あーそういうことか!」「にやにや」「ふーん」と一つ一つがいろいろ考えさせられる1冊です。
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<br />内容はおもしろく星5つにしたいのですが、40分で読み終えてしまいました。ちょっと物足りない感があるので星4つです。