お金を預ければ利子がもらえるのは世間一般の常識ですが、この本ではその常識が見事に否定されています。お金を預けることによってむしろ利子を取られるという通貨が存在したことを例にとって、現代の経済を見つめなおしてます。
<br />
<br />読めば読むほどに確かにその概念が理解でき、経済を新たな視点で見ることができます。
<br />
<br />しかしながら、非常に難解な部分が多く、気軽に読める本では無いのが難点です。
<br />
日本各地で盛り上がってきた地域通貨ブームにポシティブな影響を与えた本です。
<br /> この本を読みながら僕が思ったことは、地域もまた多様性を前提として成り立っている以上、地域通貨を成り立たせる要件の一つである「価値観の共有化」をどのレベルで行うのかということを明確にしておかないと、それは容易には定着しないだろうということです。
<br /> 逆にそれができるのであれば、あえて「地域」にこだわらなくても、同じ価値観を持つ人たちのネットワークの中で、地域通貨ならぬ「有志通貨」をバーチャルに流通させることも可能かも知れません。ふと、そんなことを考えてしまいました。
今あるお金やら経済やらが、このままでいいのだろうか??と思っていた矢先、この本と出会いました。ここに書かれていることは、知らなかった人には新しい、お金についての考え方です。私には、目からウロコ、面白かったです!ただ、紹介、の域を超えていないというか、(私が知識不足だったからかもしれませんが)理解することまではできなかった感じです。プラスの面が強調されすぎ?でももっと勉強したい!という気持ちになりました。