先日、NHKのニュースで驚くべき話を耳にした。インド洋大津波でひとりぼっちになったカバの子が、国立公園に送られたが、そこでゾウガメと友達になって、いっしょに仲良く暮らしているという。カバとゾウガメ??? まさに”シンジラレナーイ!”。
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<br />本書は、このカバのオウエンとゾウガメのムゼイの友情の実話を、絵本にしたものである。絵本と言っても、プロのカメラマンの手になる、オウエンとムゼイの珍妙な、だがとても心温まるツーショットがたくさん載せられており、これらの写真だけでも十二分に買う価値がある。
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<br />珍奇だろうと、あるいはたとえ一時的なものに終わろうとも(本書によると、今でもいっしょだそうだが)、オウエンとムゼイにとって、お互いに知り合えた事は、とても良い事だったと思う。
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この本の事を知ったのは、たまたま観ていたテレビでした。
<br />気になったので本屋さんで何度か手にしましたが映像で観た印象が強く、
<br />物足りなさを感じたので購入は躊躇していました。
<br />でも、先日思い切って購入して読んでみたらとても良い本だったのでお薦めします。
<br />小さな子どもから大人まで優しくなれる本です。
<br />写真とメッセージを読みつつ目頭が熱くなるのを感じました。
<br />実話である事がさらに心を熱くします。
<br />内容は短いのですが優しさが凝縮されています。
<br />動物好きのべッキーの翻訳だけにとても優しさを感じました。