家族が依存症となり苦しんでいる母を助ける一心で書物を探しているときに本著に出会いました。他の本は読んでおりませんが、最初から最後まで読みやすく、価格も手に入りやすく非常に助かった1冊です。早速こちらの先生のアドバイスを利用し、一歩前進した様に思います。
<br /> この病気と闘うには本人の努力が問題ではなく、たかがギャンブルでもなく、借金の問題でもなく、意外と心の病が外に出た結果と言う事実を本人と家族が受け入れることが重要です。支えていく家族、医者の存在が必要と言う事も簡単に理解できます。具体的な専門機関の紹介もあります。
<br /> 今後日本の社会においても精神的に苦しむ人間は増えていく一方だと思います。その病気の一つとして捕らえられる様、社会的にも認知される事を祈ります。
タイトル通り「ギャンブル依存症」という概念について丁寧に書かれていてとても勉強になりました。著者自身の経験に基づく充実した内容に満足しています。「ギャンブル依存症」というものへの理解ある医療機関が今後もっと増えてくれる事を願うばかりです。
依存症の本を5~6冊読みましたが、田辺先生のこの本が価格も安く内容が充実していてとても参考になりました。今の日本ではまだ医者が上で患者が下、医者が患者を診てやる的意識が有りますがこの本の著者は患者と共にと言う考えが根底にある事が感じられます。この種の本に興味が有る方は是非読むことをお勧めします。