日本人には馴染みの薄い朝鮮王朝時代の物語ですが、当時の歴史背景、制度、食文化、医療等、この本のおかげで克服できました。<p>又、毎回毎回困難に見舞われるチャングムを観ているのが辛すぎる、一週間も待てないという方は、ネタバレになるとはいいながらも、事の顛末を知る事によって安心して放送を観る事ができるでしょう。<p>出演者のインタビューでは、あの恐~いチェ尚宮を演じられたキョン・ミリさんの笑顔の写真や、王様役のイム・ホさんの裏話なども紹介されています。<p>ただ少し残念なのは、写真入りで感動シーンとして紹介しておきながら、実際にはカットされて放送されない・・・なんて事も数ヶ所あります。<p>地上波での再放送が始まって、放送終了までは約一年あります。<br>この本を道標にドラマを観てはいかがでしょう。
発売されてまもなく、本屋で手に取ってみたが、もろにネタバレなので、BS2の放映がすべて終了した今、やっと購入した(ネタバレが嫌な人は、立ち読みすらしないようお薦めする)。<p>それなりに楽しめたが、正直なところ物足りなかった。前編と違い、背景知識の解説が少なく、TVではよくわからなかった事が、本を読んだらすっきりわかった…という快感がほとんど得られなかったのだ。特に、”ふ脈”、”さん脈”、”しょうかん症”等、ドラマで頻発された特異な医学用語の解説をアテにしていたのに、ほとんど載っていなかったのにはガッカリした。<p>また、TV放映ではカットされているのに、本では名場面として紹介されているシーンがいくつかあるのも、かなり気にさわる。NHKさんの論理では、番組編集とガイドブック作成は全く別物なのかもしれないが、こちらの感覚では同じチャングム、同じNHKである。もう少し神経を使ってほしい。
良くこれだけ「毎回、毎回上がったり下がったり、ほっと息つく間もなし」のドラマ展開に、脚本家キム・ヨンヒョンと監督イ・ビョンフンの力量とドラマへの思い入れを感じる。<br>また短期間に作り上げたとのことだが、出演者全員が集中してできた作品だとTVの前の桟敷席で毎週木曜日の夜毎に思いを深くする。<br>見終わった後に、ビデオとこの本でストーリーの再確認。味わいがいっそう深まる。<br>私はヨ・ウンゲの演じた渋いチョン尚宮が好きで後編の出演者からのメッセージにコメントが入っていたのでこれも○。<br>さあ、残りあと数話。(読んでいても見る時は緊張)